JGAP青果物認証2022年版 管理点1.2「地図の整備」の「農場・周辺マップ」について、必要事項や作成方法を会話形式で丁寧に解説する。
まず、JGAP青果物2022年版の管理点1.2「地図の整備」における記載要求事項(適合基準)と解説を確認しよう。 管理点1.2「地図の整備」(必須)。
リスク評価に活用するために、少なくとも以下の7つの情報を記載した地図を作成している。
- 圃場(施設栽培・露地栽培、栽培作物名)
- 農産物取扱い施設
- 倉庫・保管庫
- 廃棄物保管場所
- 生産工程で利用する給水場所、貯水場所
- 圃場に隣接する土地の利用状況(民家、他農地の作物、道路、河川・水路など)
- 農薬の残液・洗浄水の処理場所
取組例・解説:
- 衛星写真(Googleマップや航空写真)を利用して、圃場や農産物取扱い施設などを書き込む。
- 住宅、隣接圃場(栽培作物名)、道路、河川等の情報を記載する。
- 変更があった場合、作成年月日を記載し、最新版がわかるようにする。
回答の構成:
- 管理点1.2「地図の整備」で求められる7つの必須記載項目の明確な提示
- マップ作成の具体的なステップ(準備物、作成手順)
- Googleマップ/航空写真や手書きイラスト・CAD図面、公図などの活用
- 地図上にマーク・色分け・ナンバリング(記号)を行う手順
- 審査で不適合を防ぐための注意点・チェックポイント
- 隣接地の利用状況(隣の畑で何が作られているか、民家、水路等)の記載漏れ防止
- 更新日付(作成年月日)の明記
- リスク評価(ドリフトや汚染水流入)との連動
親しみやすく、実務でそのまま使えるようにわかりやすくステップ形式で解説しよう。 「です・ます」調で丁寧に、重要なポイントを太字で強調しながら回答を作成する。JGAP青果物認証(2022年版)の管理点1.2「地図の整備」における「農場・周辺マップ」の作成方法について詳しく解説いたします。
審査で「不適合」にならないよう、必要な記載事項と具体的な作成ステップ、チェックポイントをまとめました。
1. マップに必ず記載する7つの必須項目
JGAP基準では、リスク評価(食品安全・労働安全・環境保全)を行うための土台として、少なくとも以下の7項目を地図上に記載することが求められています。
- 圃場(ほじょう)
- 各圃場の名称・番号(例:A圃場、ハウス1号等)、栽培作物名、露地/施設の別。
- 農産物取扱い施設
- 選果場、調製場、洗果場、一時保管場所など。
- 倉庫・保管庫
- 農薬保管庫、肥料保管庫、資材倉庫、機械・車両置き場など。
- 廃棄物保管場所
- 廃プラ・マルチ置き場、空き缶・ゴミ箱、植物残渣(残さ)置き場、堆肥場など。
- 給水場所・貯水場所
- 井戸、農業用水の取水口、貯水タンク、水道設備など。
- 圃場に隣接する土地の利用状況
- 特に重要:隣接する他農場の栽培作物(ドリフト注意)、民家、道路、河川・用水路、山林など。
- 農薬の残液・洗浄水の処理場所
- 散布機の洗車場、農薬希釈・洗車排水の地下浸透・処理場所。
2. 「農場・周辺マップ」の具体的な作成手順(3ステップ)
手書きでも作成可能ですが、Googleマップや国土地理院の航空写真(衛星写真)を活用する方法が最も簡単で正確です。
【ステップ1】ベースとなる地図を用意する
- Googleマップ/航空写真の印刷:パソコンやスマホで農場周辺を表示し、スクリーショットしてA4用紙に印刷します(航空写真モードにすると建物の位置や圃場境界がわかりやすくなります)。
- 住宅地図・公図・手書きイラストの活用:広域の場合は住宅地図のコピーや、手書きのレイアウト図でも構いません。
【ステップ2】必須項目を記号・番号・色分けで書き込む
印刷した地図上に、ペンで境界線を描いたり枠・アイコン・凡例(凡例表)を追加して書き込みます。
- 圃場・施設:枠で囲み「A圃場(トマト・ハウス)」「選果場」と明記。
- 保管庫・排水場所:記号(例:農=農薬保管庫、給=井戸、洗=農薬洗車場)でマークし、地図の余白に凡例を作成。
- 隣接地の状況:圃場の周りに「隣:キャベツ畑(他者)」「隣:民家」「南側:農業用水路」のようにペンで注記。
【ステップ3】日付とバージョン情報を記載する
- 地図の端に「作成年月日(例:2026年9月24日作成)」と作成者名を必ず明記します。
3. 審査で不適合を防ぐための注意点・ポイント
審査で指摘を受けやすいポイントですので、以下を事前に点検してください。
- 隣接地の栽培作物や環境が抜けていませんか?
- 隣が他人の畑である場合、何が作られているか(例:米、ネギ等)を把握して記載する必要があります(農薬ドリフトリスク評価の根拠になります)。
- 「農薬洗車場・残液処理場所」が明記されていますか?
- 意外と記載漏れが多い項目です。「圃場内で散布・散布機洗車」や「選果場裏の浸透枡」など、実際の処理場所を注記してください。
- 追加・廃止があったら更新していますか?
- 新しく借地した圃場や、撤去した倉庫がある場合は、地図を更新して日付を書き換えてください。
💡 アドバイス: 広域の「農場全体マップ(圃場の配置と隣接地)」と、選果場や倉庫周辺の「施設詳細マップ(保管庫・ゴミ置き場・給水場等)」の2枚に分けて作成すると、非常に見やすく審査員にも伝わりやすくなります!